粘土瓦の耐寒性と原土処理方法に関する研究 |
昭和54年度 |
近藤祥人、橋塚 豊 |
| 粘土瓦は多孔質材料であるため耐寒性に関する問題は必ず考えなければならないものであり、また、粘土瓦、とくにいぶし瓦の耐寒性は全国的な問題となっている。近年、川砂等砂質分の配合、また、ガス窯導入による高温焼成など、技術的対策の実施によりある程度の耐寒性の向上はなされたようであるが、耐寒瓦を安定して製造するにはいたっていない。<br> 耐寒性を左右する因子としては、原土の性状、原土処理方法、成形条件および焼成温度が考えられる。過去、原土の粒度組成と耐寒性、吸水率、飽和係数および気孔状態と耐寒性について多くの報告がなされており、その結果を参考にして業界の指導を行っているが、耐寒性に優れた粒度組成である原土を使用し、かつ、吸水率、飽和係数、気孔の状態についても耐寒性に優れているとされているいぶし瓦でも、その耐寒試験の結果は必ずしも一定していない。焼成については、原料粘土の耐火度にもよるが、高温焼成すれば耐寒性については良い結果が得られる。しかし、耐寒性に優れた粒度組成である原土を使用し、かつ高温焼成した瓦についても、原土処理、成形に問題があれば、耐寒性の向上には限界があるようである。<br> 従って、本研究においては、原土処 |
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