二酸化炭素存在下における青果物の理論的酸素消費モデル |
平成8年度 |
牧野義雄,岩崎賢一,平田 孝(京都大学農学部) |
| 生化学的代謝理論に基づいて,CO2を含む気相下で有効な青果物の呼吸速度式を誘導し,その青果物包装設計への有効性を検討した。CO2が生物内においてクエン酸回路内の有機酸及び電子伝達系内のNADHの酸化を阻害し,間接的にチトクロムオキシダーゼによるO2消費を抑制するという理論に基づき,青果物のO2消費速度式を誘導した。CO2を含む気相下におけるカットキャベツ,トマト,ブロッコリーの呼吸速度をガスクロマトグラフィーで測定した。測定データを誘導した式に当てはめて,その適合性を検証した。カットキャベツ包装系内O2,CO2濃度変化を誘導した式を用いて予測し,実測データと比較した。CO2を含む気相下において,本研究で得たカットキャベツ,トマト,ブロッコリー,文献から得たブロッコリーのO2消費速度データは統計上有意な精度で誘導した式に適合した。誘導した式を用いて予測したカットキャベツ包装系内O2,CO2濃度の経時変化は実測値と一致し,この式が青果物包装設計に有効であることが実証された。 |
詳しい内容が必要な方はこちらまでご連絡ください。 |
検索結果に戻るには、ブラウザの「戻る」ボタンでお戻り下さい。