漆器素地の試作 |
昭和55年度 |
小沢恒康、平井将洋、寒川広詞 |
| 香川漆器の彫り抜素地は、ロクロとルーターマシンを使用して加工され、その製品は茶托、銘々皿、盆、菓子鉢、菓子器、茶具入れ、重箱、硯箱などである。 ロクロ製品は形状が丸形のものに限られ、角形、長方形、小判型などのものはルーターマシンで作られる。いずれも一枚板を刳って作るので、木質資源の不足している現在、大径材の入手がはなはだ困難であるため、材料面からの制約を受けて、尺3以上の盆、4寸厚の材を必要とする茶具入れなどは木取りがむつかしく、寸法の小さいものが主体となっている。 その上加工方法からデザインに制約を受けている現況から、それを脱却して板状のものを組み合わせて作る指物の技法で、現在作られていない製品を作り出し、香川漆器の品種を多様とし、産地としての魅力を増加させようとするものである。 |
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