Corynebacterium属ALY-1株由来のポリグルロン酸リアーゼ遺伝子(aly |
平成11年度 |
松原保仁・川田涼子(長崎大学水産学部)・岩崎賢一・木村義雄(香川大学農学部)・小田達也(長崎大学水産学部)・村松毅(長崎大学水産学部) |
| " 細菌Corynebacterium 属 ALY-1株は菌体外にポリグルロン酸リアーゼと呼ばれる酵素を産生する。本酵素は昆布の主要な構成成分として知られているアルギン酸に作用し、アルギン酸分子中のポリグルロン酸をランダムに分解する。細菌Corynebacterium 属 ALY-1株の染色体DNAからポリグルロン酸リアーゼをコードしている遺伝子(aly PG)の取得を試み、本酵素をコードする遺伝子の塩基配列を明らかにするとともに、本酵素の一次構造について他の微生物由来の酵素と比較した。Corynebacterium 属 ALY-1株の染色体DNAを抽出し、様々な制限酵素で完全分解した。制限酵素消化によって得られたDNA断片から目的の遺伝子をコードするDNA断片を取得するために、プローブの調製を行った。まず、ポリグルロン酸リアーゼのN末端アミノ酸配列と部分アミノ酸配列から2種類のプライマーを合成し、Corynebacterium 属 ALY-1株の染色体DNAを鋳型としてPCR反応を行った。得られたPCR断片はポリグルロン酸リアーゼ遺伝子の部分配列であったため、目的遺伝子の取得に使用するプローブとした。 このプローブを用いて制限酵素消化によって得られたDNA断片から目的の遺伝子をコードするDNA断片を取得し、Corynebacterium sp. ALY-1株由来のポリグルロン酸リアーゼ遺伝子(aly PG)のクローニングを行った。その結果、aly PGは768塩基対よりなり、32アミノ酸からなるシグナルペプチドと224アミノ酸からなる成熟蛋白質をコードしていた。本酵素1モルあたり、4個のシステイン(Cys)残基が存在し、Cys-4とCys-51、Cys-200とCys-206がジスルフィド(SS)結合を形成していた。アミノ酸配列に関してホモロジー検索を行った結果、唯一Klebsiella pneumoniae, subsp. aerogenes由来のポリグルロン酸リアーゼと29%の相同性が認められた。" |
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