香川県産業技術センター研究報告概要

県内産粘土による鋳込み成形技術

昭和57年度

岩崎賢一

 県内に産出する*器粘土は、鋳込み成形を行う場合、成形性が悪く作業能率が低いと言われている。鋳込み成形を行うに際して泥漿に要求される性質には、流動性、着肉性、保型性、脱型性および加工性がある。そしてそれらの性質を左右する要因として、渡辺は粒子充填率、比表面積および粒子水和度を選び、それらと泥漿の性質との関係を追求することにより、現場的な泥漿管理を定量的に行うことを試みている。*器粘土を使用して泥漿を調製する場合にもまず検討が必要なのは、粒子充填率と比表面積とを大きく左右する粒度分布と解膠条件であると考えられる。<br> そこで今回は県内の企業で使用されている代表的な粘土4種類について鋳込み泥漿を調製し、それぞれの粘土の鋳込み特性を調べるとともに、シャモットを添加することにより粒度調整を行い、粒度分布と着肉性との関係を検討した。また試験体によって焼成試験を行い、粘土の焼き締まり性状を調べたので、ここに報告する。

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