香川県産業技術センター研究報告概要

屋外環境下の対象物の状態認識システムの開発(第4報)

−稲穂の収穫適期を判定する手法の検討と評価−

平成17年度

濱田敏弘,十河土志夫(香川県農業試験場)

 植わった状態の稲穂をデジタルカメラで撮影し,その画像から籾の数と黄変籾率を判断する携帯型システム(収量・収穫適期診断システム)を開発することを目的として研究開発を続けてきた.これまでに稲穂の画像から籾数と黄変籾率を判断するための基本手法を開発するとともに,有効性の評価を行ってきたが,黄変籾率の判断手法には問題点が明らかになってきた.そこで,本報告では実用的な精度を持たせるために,これまでの黄変籾率に関する手法の改良を行う.具体的には,穂の中で調べる籾の部位を限定し手動で各籾領域を選択することで籾の色を求め,複数の基準色で色空間を正規化した後に閾値処理することで黄変の有無を判定する.実験の結果,ほぼ実用的な判断が可能であることを確認した.

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