香川県産業技術センター研究報告概要

木材の減圧・高周波加熱による乾燥技術(III)

昭和59年度

小沢恒康、寒川広詞

 当県の有力産品である座卓子も本物志向の傾向から、フラッシュ造りの製品はごくわずかとなり、ほとんどが無垢材へ移行している。<br> 最近は框組み甲板が主流となりつつあるようだが、一枚板の甲板、それも厚盤を使用した座卓子も依然ファンがあり堅実な市場を持っているが、最大のなやみは素材の乾燥問題である。<br> 木材の乾燥方法として現在一番普及している熱風乾燥は、厚盤の乾燥には特に長時間を要しあまり適しているとはいえない。その点減圧乾燥は格段の期間短縮ができる利点をもっているが、すべての樹種に適応できるものではない。<br> 当県木製品産業のうち、大きなウェイトを占める座卓、箱物家具、漆器等に使用される材種について、当所ではこの乾燥方法に対する適応性と適正な乾燥条件をさぐるため乾燥実験を行っているが、今回は座卓用材としてチーク厚盤の乾燥実験を行った。

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