香川県産業技術センター研究報告概要

気孔径制御したフライアッシュ多孔体の保水性能(第1報)

−フライアッシュ多孔体の気孔径が水の蒸発速度及び表面温度低下に及ぼす影響−

平成19年度

横田耕三,山地 豪((株)四国総合研究所化学部),平野晋一((株)四国総合研究所化学部)

 都市のヒートアイランド現象を抑制することを目的に,石炭灰フライアッシュを用いた多孔質保水材料を作製し,多孔体の気孔径が表面温度低下に及ぼす影響を検討した.多孔体を含水させた後,温度及び湿度を一定とした種々の条件において,単位表面積当りの水の蒸発速度と多孔体表面の温度低下の関係を調べた.表面温度の低下量は,いずれの雰囲気及び気孔径においても,水の蒸発速度で整理できることがわかった.また,気孔径が大きい多孔体ほど,その多孔体が吸収可能な含水量に対して表面温度低下に作用する水分割合が高いことが明らかとなった.保水材料による温度低減を効率的に行うため,多孔体の気孔径制御が極めて重要である.

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