香川県産業技術センター研究報告概要

光触媒活性酸化チタン焼結体によるレジオネラ属菌の低減(第3報)

−酸化チタン焼結体の結晶相が有機物分解能力に及ぼす影響−

平成20年度

多田幸弘,横田耕三

 レジオネラ症の原因菌であるレジオネラ属菌の低減を目的に,アナターゼ型酸化チタンと低融点フリットからなる光触媒活性酸化チタン焼結体を作製し,フリットが焼結体の緻密化に及ぼす影響及び焼結体の結晶相が光触媒能に及ぼす影響を検討した.フリット添加量の増加により焼結体の緻密化が促進されるが,これに伴い結晶相の転移及び結晶子径の成長も促進されることが分かった.メチレンブルー溶液の色素分解試験及びレジオネラ属菌を用いた抗菌力試験から,色素分解及びレジオネラ属菌の低減効果が認められ,それらはアナターゼ結晶量及びその結晶子径で整理できることが明らかとなった.

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