香川県産業技術センター研究報告概要

超音波援用による微細形状の精密切削加工技術に関する研究(第1報)

−高延性/難削材料の小径穴加工−

平成20年度

熱田俊文,佃 昭

 微細形状の高精度・高能率加工を目的として,工具に超音波振動を付与する超音波振動切削法の適用を試み,高延性材料および難削材料の小径穴加工における超音波援用の効果について検討を行った.実験では,マシニングセンターの主軸ヘッドに超音波振動加工用スピンドルを装着し,振動切削および慣用切削のそれぞれについて貫通穴加工を実施した.その結果,高延性材料(純アルミA1100)の切削においては,超音波の援用により,切りくず排出性が向上し,切削バリやむしれの発生を抑えた高精度・高能率な加工が可能であった.一方,難削材料(ステンレス鋼SUS304)の切削では,加工精度において良好な結果が得られたものの,工具寿命に課題があることがわかった.

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