桐材の変色とその対策 |
昭和60年度 |
平井将洋、寒川広詞 |
| 桐は、弥生時代には琴、平安時代には下駄などに既に使われていた。国内の産地としては、岩手県、新潟県、福島県、茨城県などがよく知られている。 桐の性質は、他材に比べて軽く、防火性、耐湿性、耐腐食性、音響性などに富んでいるところから、履物、楽器、箱物、建材、家具などに広く使われている。とくに近年の家具ブームによる年間の桐材需要量の増大で、国内の生産量でははるかに不足し、中国、台湾、南米から大量に輸入されている。 本県の木製家具企業においても、主として輸入桐材が使用されているのが現状であるが、最近に至って県外の桐材突き板合板及び単板加工業者から、家具部材として購入した桐材が在庫中あるいは家具への加工段階で、とくに梅雨期のような高温多湿時に、桐材に赤変現象が多発して、この対策に苦慮しているとのクレームが出た。 そこで当所において未処理桐材と漂白処理桐材とについて、その色の経時変化と対策について検討したので、その結果を報告する。 |
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