香川県産業技術センター研究報告概要

鋳鉄の特性相互の関係について

−多変量解析法による解析−

昭和60年度

守屋公一、神高幸則

 鋳鉄は鋳物の中でも最も多く生産されており、用途も機械部品、金型など多方面に使用されている。そして、その諸性質も各方面で研究されてきているが、まだ基本的な特性(機械的性質及び化学成分など)間の関係について未解決な部分が残されている。一方、単一種類の鋳鉄を統計解析した研究はみられるが、多種類の鋳鉄を併合して統計解析した研究はあまり見受けられない。<br> そこで、いろいろな鋳物工場から集めた鋳鉄の試験片(ねずみ鋳鉄、球状黒鉛鋳鉄)について、機械的特性、化学組成を測定し、このデータを用いて、まず強度評価の指標となっている引張強さを中心に、2つの特性値間の関係について相関分析を行い、次に全体的な傾向把握の目的で多変量解析を実施し、特性相互の関係等について検討した。

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