てくのかわらばん
振動を抑える
工作機械が振動して精度が出ない、うるさいということがあります。また、自動機を製作したが、コストや客先の要請などから軽く設計製造したら、振動が原因でチャッキングができない、品質が上がらないことがあります。さらに、機械の振動が他の機械にわるさをするということもしばしばあります。
このような問題を抱えたときの対策には大きく分けて2つの方法があります。
第一に、振動源のエネルギーを抑えるということです。具体的には起振源になっている原動機などを振動の小さいものに交換することなどです。
次に振動が伝わる経路を遮断する方法もあります。例えば原動機の取り付け部にゴムを敷いたりして、振動エネルギーがそれ以上に外部に流れないようにする方法です。
さらに、振動しているところで振動を抑える方法も考えられます。粘弾性の性質を持つ樹脂などを貼り付けたり、また、逆に振動しやすい振り子のようなものを取り付けてこれに振動エネルギーを吸収させてしまう方法もあります。最近では、振動をセンサで検出し、逆送のエネルギーを外部から供給して振動を抑える能動型の制振装置なども実用化しています。
現実に使われているものは上記のように明確に分けられるものではなく、複合した機能を持つものがほとんどです。
このように、振動の抑え方にはいろいろな手段があります。そして、コストパフォーマンスを考慮した対策が必要です。